[travelogue] ウルル最高
ウルル・サンライズ
夜明け前からサンライズ・ツアーの大型バスが次々とホテルの前に横付けされます。
ウルルの日の出鑑賞ポイントからは先住民の聖地が写ってしまうので肝心の部分が木に隠れた引きの写真を載せます。アナング(アボリジニ)のガイドさんだと、聖地の方向は顔をそむけて知らぬ振りで通り過ぎるそうです。
サンライズビューポイントは日本人ハネムーン客の佃煮状態・・・ ^_^;
ウルル山麓
サンライズビューポイントから登山口へバスで移動します。
頂上の強風のため登山口は閉鎖されていました。
ただ先住民のアナング(アボリジニ)のみなさんにとってウルルは聖地であり、祭事に特別な人だけが登ることを許される山(岩)ということで、観光ガイドさんも登頂を勧めていません。登山口には各国語でウルル登山を思いとどまらせる看板もあり、天候のせいではありますが登山できなくて良かったのだと思います。
ガイドさんの説明を受けながら、ウルルの麓を周回するマラウォークを歩きます。
カピムティジュル(マギースプリング)。ここを発見したヨーロッパ人は泉だと思ったようですが、実際にはウルルに降った雨が溜まった水たまりだそうです。水たまりとはいえ砂漠の中では貴重な水場ですね。
午後はウルルエクスプレスで再びウルルへ向かいます。ウルルには路線バスやタクシーなど公共交通機関がないため、レンタカーを借りるかツアーに参加するしか移動手段がありません。自転車で砂漠の中を走る強者ともすれ違いましたが・・・
このウルルエクスプレスは時間を指定してガイドなしで観光ポイントまで送迎だけをしてくれるので、二度目の散策に重宝しました。
ライトバンの車中はスペイン語とロシア語が飛び交い、ロスから来た気の良さそうなおばさんが、ドイツから来た大学生の女の子にV(ヴィ)の発音をレクチャーしている、という多国籍状態でした。^_^;
初活躍のハエ避けネット。ツアーバスの車内で購入すると10豪ドルのところ、リゾート内のスーパーでは5豪ドルと安かったので買ってしまいました。ウルルのハエは樹液を吸っているだけなので人には無害ということですが、人の放出する水分をめがけて大量に集って来たのでネットをかぶりました。意図した訳ではなかったのですが、緑の帽子に緑のシャツ、そして緑のハエ避けネットということで人民解放軍のような出立ちになってしまいました。^_^;
動物の糞でも珍しいので写真をパシャリ。ただ大型の野生動物がいない砂漠の中で遊歩道沿いに転がっていたので、ラクダツアーの落とし物だと思います・・・
登山口の駐車場で送迎のウルルエクスプレスをぼーっと待つ贅沢。ロスから来たおばさんは駐車場のベンチから一歩も歩き回らずに、ぼっとしていました。。。^_^;
ウルル・サンセット
サンセットビューポイントへウルルエクスプレスのライトバンで移動します。前日、シャンパンパーティーを楽しんだ場所よりもウルルに近く、静かな場所でした。
ただ登山口にいたときからパラパラと雨に降られてたので、この日の日の入りの景色は駄目だなと半分以上諦めていました。
奇跡の風景です。雨が止み、真っ赤に染まったウルルの頭上に大きな虹が架かりました。写真では伝え切れない本当に本当に美しい風景でした。