ちはやふる日記

デベロッパーズサミット２００９

2009年02月12日 23:03更新

東京・目黒で開催された Developers Summit 2009 を今年も聴講してきました。

不況不況と叫ばれる中、セミナーの来場者やブースは例年よりも淋しくなるかな？と心配していましたが、まだまだソフトウェア業界は元気そうで安心しました。

Rubyの父まつもとゆきひろさんのセッションは立ち見も出る大盛況でした。

Rubyの話はいつもしているので飽きたと言ってらっしゃいましたが、セミナーではいつもプログラミング言語の温故知新の話しか聴いたことしかありません・・・ ^_^;

今回も、FORTRAN、APL、LISP、Haskell、・・・とプログラミング言語の過去と現在をつなぐお話でした。

私は前から３列目くらいの席を陣取って聞いていたのですが、隣では Ruby の中の人がMatzの話にちょちょい間の手の言葉を発して・・・　面白かったです。 ^_^;

Reject Live という扱いで、会場も休憩室（ラウンジ？）と仕切られた小部屋でしたが、大勢の立ち見が出る大盛況でした。

Matzも執筆した「ビューティフル・コード」の影響もあるのかもしれませんが、世間一般に美しいコードに対する注目が高まっているのでしょうね。

今年の SESSAME の発表は、小型飛行船に加えて、白熱電球のイルミネーション、google earthと飛行船シミュレーターとのマッシュアップ、そしてスピーカーの艶やかな和服姿と一番目を引くセッションでした。 ^_^;

発表の蓋を開けてみれば、SESSAMEの重鎮のみなさんが意地悪を埋め込んだ開発プロセスを若手に与えてテストで失敗させてみる、という、ちょっと「巨人の星」のような仕掛けでしたが、分かっちゃいるけど、実践はなかなか難しいテスト作業の実例を興味深く聞かせていただくことができました。

そういえば私の去年のＥＴロボコンの失敗も、整数演算で変数がオーバーフローするというものでした。ＥＸＣＥＬを使ってのシミュレーションでは、浮動小数点演算に自動的に変換されて事前にバグが発見できなかったんでした・・・ ^_^;

この手のカンファレンスの定番になりつつありますが、今回も会場内で書籍の即売サイン会がありました。

昼食から戻ったら、Rubyのまつもとゆきひろさんも折りたたみ机に並んで座ってサインをしていたので、またまた持って帰る荷物が重たくなると分かりつつ「プログラミング言語Ruby」を購入してしまいました。

行きの特急では去年のRuby会議でYuguiさんにサインしてもらった「初めてのRuby」を今頃読んでいたところなのですが・・・ ^_^;