ドラマ 「グッジョブ」
昨日からはじまったNHKドラマ 「グッジョブ」 が、ちょっと仕事のヒントになりそうだったので御紹介を・・・
ドラマや映画で、「デキル社員」を描こうとすると結構難しかったりします。脚立を抱えて立て籠もり事件を解決したり、主人公が助産師資格もエレベータ点検技師の資格ももってます!とかいうと、あまりに荒唐無稽なので、「そんな奴おらんやろ」とはツッコミようもないのですが、仕事をリアルに描こうとすると、「デキル」というのは中々難しいものです。
「グッジョブ」でも突発的なトラブルが発生して、夕方までに急いで、お客さんへ持っていく資料作りを片付けなければいけない、というピンチにヒロインが立ち向かいます。その対応が、デキルを上手に描いていました。
まずヒロインが実行するのは、自分の手持ちの仕事を別の担当者に振り分ける算段をするところです。これが私にとっては、言うは安し、行うは難しです。仕事の棚卸を始めると3ヶ月先納期の仕事までリストアップしてしまいそうですが、そうじゃないですよね。
あとドラマや映画のストーリーでは、「ピンチに局面すると、それまでの仕事や課題を全部ほっぽらかして、重要な課題にのみ専念する」みたいな設定が多いですが、現実の仕事では、何かを放置して、何かに集中するみたいなことは非現実的ですよね。その辺のニュアンスも上手に描いているなと思いました。
その後にヒロインは手持ちの仕事を他のメンバーに振って手を開けたメンバーをアシスタントにして仕事を割り振り、てきぱきと仕事を片付けていきます。
「キーボードを打つ速度が早い!」 とか 「EXCELの円グラフが次々とできあがる!」 みたいな演出は必要ありません。ヒルズを舞台にしたドラマで似たような演出もありましたが、それで宜しければ、私など大変に「デキル」社員かと・・・(汗)
皆さんにとっての「デキル」基準とは何でしょうか?