[travelogue] 早春の南房総
2007年02月12日 13:57更新
早春の南房総をデゴイチが駆け抜けるということで、蒸気機関車と春を追いかけて、南房総を一周してきました。
D51
春の足音
A rolling stone gathers no moss.
大学時代に属していた天文部の観測所に立ち寄ってきました。時はバブルの最高潮。と言ってしまっては望遠鏡とスライディングルーフ(収納庫)を寄付してくださった方に申し訳ありませんが、でも、大学の一天文部に、どんと寄付していただけるというのは時代の雰囲気もあったのだと思います。ただ、このときの私たちは浅はかでした。これだけの望遠鏡とスライディングルーフを設置するのは工事業者にお願いするのが妥当だろうに、自分たちでセメントや砂利を捏ねて、望遠鏡やスライディングルーフの基礎を築きました。
当時は当然ピカピカなルーフと土台でしたが、今は薄黒くなっており感慨ひとしおです。資材の持ち上げのために作り直したコンクリートブロックを置いただけの階段も、すっかり土に同化して元のブロックの形を判別するのが難しくなっていました。
でも現在も現役の天文部員さんたちが観測のために通ってくれているのでしょうね。放っておけば藪に覆われるであろう観測所への階段は人の足跡を残していました。 A rolling stone gathers no moss.