Google Workspace に API でアクセスする方法

Googleスプレッドシート (Google Sheets) を例にして説明

1. 直接アクセスする

Google Sheets API

利点

  • (GASと比較して)サービスの利用制限が緩い。

欠点

  • 認証(OAUTH2.0のトークンの取り扱い)が面倒である。
  • (デバッグのときの)CORS(Cross-Origin Resource Sharing)の回避が難しい。

2. GAS (Google Apps Script) 経由でアクセスする

利点

  • サーバ・スクリプト(GAS)の認証さえ解決すれば(トークンは不要であるため)簡単である。

欠点

  • 1スクリプトの実行時間6分以内。
  • 1ユーザの1スクリプトの トリガーが 20個 以下
  • … など

2.1. コンテナバインド型

  • Google Drive上のGoogleワークシートやGoogleフォームにスクリプト(〜.gs)を埋め込む。
  • スクリプトを開く方法 : 拡張機能Apps Script
  • GASが埋め込まれたコンテナ(ワークシートファイルなど)をコピーすると、中に含まれるスクリプトもコピーされる。
  • 複数のサービスを横断してアクセスできる。たとえばGoogleワークシートに埋め込まれたスクリプトからGmailにアクセスすることも可能である。

2.2. スタンドバインド型

  • Google Drive上にスクリプト(〜.gs)を独立に配置する。
  • スクリプトを開く方法 : Google Drive から開く。
  • 複数のサービスにアクセスできる。コンテナバンド型にしなくてもGoogleワークシートを読み書きできる。