電子基板を扱うときは工具箱やペンケースに竹串を2、3本用意しておくと重宝します。
DIPスイッチを切り替えたり、コネクタのロックを外したりというときに、部品を傷つける恐れが少ない竹串を使うことをお勧めします。
ボールペンやドライバーの先端で電子基板を扱うと、絶縁皮膜を傷つけたりハンダを引き剥がす可能性がある危険な行為です。また電子基板を扱うときは電源をオフしてACケーブルやバッテリーを取り外してから作業することが基本ですが、カレンダー時計(RTC)用のボタン電池やコンデンサーの電荷が残っている可能性はあります。導電性のある金属で電子回路に触れることは避けましょう。
プラスチック製のピンセットも販売されています。お値段はピンキリですが、焼き鳥などに使う竹串とは値段が一桁二桁差があります。竹串も折れますし、ハンダゴテの熱で焦げますが、ダメになれば躊躇なく捨てられます。爪楊枝でも竹串の代用はできますが、強度や長さ、耐熱性で竹串の方が重宝します。
同様に重宝する道具に竹製ものさしがあります。以前は裁縫用品店でしか購入できませんでしたが、近頃では百円ショップでも扱っています。金属やプラスチックのものさしでは服の生地を痛めてしまうことが竹製が好まれる理由ですが、電子部品も傷つけたくないという目的では一緒です。金属製のゼムクリップや押しピンも不用意に手元に置いていると事故の元ですから気をつけましょう。😅