Visual Studio Code をつかい複数のファイルにまたがって文字列を検索する方法
1. 複数のファイルを開く
以下のいずれかの方法で複数のファイルを開く。
- フォルダーを開く
- ワークスペースを開く
2. 検索ボックスを開く
以下のいずれかの方法で検索ボックスを開く。
- メニューバーから選択 : [ 編集(C) ] ⇒ [ フォルダーを指定して検索 ]
- ショートカットキー操作 : Control + Shift + F
- アイコン操作 : 左列の虫眼鏡アイコン
3. 詳細検索設定ボックスの開閉
3.1. 詳細設定ボックスが閉じた状態(デフォルト)
- 『・・・』をクリックすると詳細設定ボックスが開く。
- 【注意】 詳細設定ボックスが閉じている(非表示である)としても、閉じる前に設定した詳細設定の内容が反映される。
3.2. 詳細設定ボックスが開いた状態
4. 詳細設定ボックス
4.1. 含めるファイル
- ワイルドカードをつかい検索対象に含めるファイルやフォルダーを指定する。
*
: 任意の一文字**
: 任意の多段フォルダー階層
4.2. 開いているエディターでのみ検索
- デフォルトは無効である。
- 『開いたページ』アイコンが有効のときは、Visual Studio Code のタブで開いているファイルのみが検索対象となる。
- 【注意】 不用意に「開いているエディターでのみ検索」を有効にしていると、思った通りに検索がヒットしないため注意すること。
4.3. 除外するファイル
- ワイルドカードをつかい検索対象から除外するファイルやフォルダーを指定する。
*
: 任意の一文字**
: 任意の多段フォルダー階層
4.4. 除外設定を使用してファイルを無視
- デフォルトは有効である。
- 『歯車禁止』アイコンが有効のときは、Visual Studio Code (settings.json) の検索除外設定が有効になる。たとえば、
.gitignore
で指定されたファイルが検索対象から除外される。 - 通常は検索除外設定を有効にして中間ファイルやテンポラリファイルを検索対象から除外し、ケースバイケースで除外設定を無効にして全ファイルを検索対象とする使い方が考えられる。
5. 除外設定
全ファイルを対象に検索を実行すると目的のファイル以外(たとえば中間ファイルやテンポラリファイル)も検索にヒットして必要な検索ヒットが埋もれてしまう。そこで下記のオプション設定を追加して、デフォルトで不要なファイルを検索対象から外す(フィルタリングする)。検索対象から外す方法(設定)は複数あるため、その一例を下記に挙げる。
5.1. エクスプローラの表示対象からの除外するファイルとフォルダを設定する
settings.json
1 2 3 4 5 6 7 |
"files.exclude": { "**/.git": true, "**/.svn": true, "**/.hg": true, "**/CVS": true, "**/.DS_Store": true }, |
エクスプローラから除外するファイルやフォルダーの例
- バイナリファイル : 画像ファイル、実行ファイルなど
- バイナリファイルを含むフォルダー : Gitリポジトリなど
- 不可視属性ファイル : .DS_Storeなど
5.2. 検索の対象からの除外するファイルとフォルダーを設定する
settings.json
1 2 3 4 |
"search.exclude": { "**/node_modules": true, "**/bower_components": true }, |
検索対象から除外するファイルやフォルダーの例
- 中間生成ファイル
- テンポラリー・ファイル
5.3. .gitignore と .ignore の設定を検索時に有効化する
settings.json
1 |
"search.useIgnoreFiles": true, |