10年前(2007年)に購入したUSB接続タイプのオシロスコープ(DSO) "SDS 200A"
もともとWindows XP向けドライバーが付属していたのですが、その後、Windows 2000 / Widows 7向けドライバーの公開を最後にメーカーのサポートが終わっていました。
その後、Windows 10は『電子署名のない(野良)ドライバー』のインストールをデフォルト設定で完全に禁止してしまったため、電子署名のないSDS 200Aのドライバーもインストールができなくなってしまいました。ネットの情報を探し回り苦心惨憺して、なんとか最新の"Windows 10 Fall Creators Update"へSDS 200Aの(電子署名なし)ドライバーをインストールすることに成功しました。
softDSP (SDS 200A driverを含むPCアプリ) ダウンロード先
- 秋月電子通商サポートページ : http://akizukidenshi.com/catalog/faq/goodsfaq.aspx?goods=M-00556
- softDSP ダウンロードページ : http://www.softdsp.com/BIBoard/list.php?id=eng_download
1. Windows 10 から BIOS設定画面に遷移
Windowsスタートメニュー => オン/オフ => 『SHIFTを押しながら』再起動
《再起動》
2. セキュアブート設定解除
トラブルシューティング => 詳細オプション => UEFI フォームウェアの設定
Administer Secure Boot => Enforce Secure Boot : Disable
《再起動》
3. テストモード切り替え
「管理者として実行」で開いたコマンドラインで以下のコマンドを入力
1 |
> bcdedit /set TESTSIGNING ON |
《再起動》
4. スタートアップ設定に遷移
設定 => 更新とセキュリティ => 回復 => 今すぐ再起動
《再起動》
オプションの選択 => トラブルシューティング => 詳細オプション => スタートアップ設定 => 再起動
《再起動》
4. 署名のないドライバーのインストール許可設定
1 |
7) ドライバー署名の強制を無効にする |
キーボードから数字の "7" を入力。
《再起動》
【注意】 「ドライバー署名の強制無効化」は再起動直後の1回だけです。再度、再起動を繰り返すと「無効化」設定はクリアされます。
5. SmartScreen無効化設定
- SmartScreenとは
- インターネットから入手した不明なアプリやファイルについての警告表示
Windows Defender セキュリティセンター => アプリとブラウザー コントロール => アプリとファイルの確認 => オフ
《No! 再起動》 — もし再起動すると『署名のないドライバーのインストール許可』がクリアされます。
上記は "Windows 10 Creators Update" 以降の設定方法です。
Windows 10 Anniversary Update 以前は コントロールパネル => セキュリティとメンテナンス => Windows SmartScreen設定の変更 => 何もしない (Windows SmartScreenを無効にする)
6. softDSPインストール
softDSPのインストーラー(setup.exe)を実行する。
7. 設定を元に戻す。
- SmartScreenを有効化する
- テストモードから標準モードを戻す : bcdedit /set TESTSIGNING OFF
- セキュアブート設定を有効化する
参考サイト
- デジタルオシロ SDS-200A を Windows10で使う : http://yuknak.com/main/useful/softscope/softscope.html