室内の照度を光センサーで測定しました。
上記の測定では光センサーの赤色LEDは消灯させています。したがって周囲の自然光や人工照明がコースに反射した光を測定したことになります。
部屋の中が真っ暗で、窓から直射日光が差し込むような極端な照明環境ではなく、どちらかといえば室内全体がまんべんなく照らされている環境でしたが、それでも窓からの距離で上記のグラフのように明るさの差が観測されました。
光センサーの赤色LEDを点灯したときの測定値を重ね合わせたのが上記のグラフです。赤色LEDによる近接照明の効果で環境光による影響が一部打ち消されていますが、それでも窓際での自然光の影響が大きく表れています。
そこで光センサーに内蔵されている赤色LEDを明滅させて、点灯時と消灯時の反射光の差をプロットしたのが上記のグラフです。
周囲からもたらされる環境光に依存するところはありますが、黒いラインの上では赤色LEDの明滅による反射光の差(変化)は小さく、白いフィールド上では赤色LEDの明滅による反射光の差(変化)が大きいことが分かります。
雑音に埋もれた微小な信号を取り出すために信号に変調(今回は単純な明滅)をかける方法をロックインアンプと呼びます。